テロに巻き込まれた際の対処法と、海外に行く前に是非ともやっておきたいこと | FRON [フロン]

テロに巻き込まれた際の対処法と、海外に行く前に是非ともやっておきたいこと

こんにちは!

在英歴22年のライター、Heathです。

今後、初めての渡英を控えている皆さんはもちろん、何回かイギリスを訪れたことがある方で再び渡英予定があるという方も、きっと気になっているでしょう。それはイギリスの現在の「治安」。

イギリス国内では、ここ3か月の間に大きなテロ事件が3件も発生しました。3月22日にはロンドン国会議事堂周辺で、5月22日にはマンチェスターのコンサート会場で、そして6月3日には再びロンドン・ブリッジとバラ・マーケットエリアで起こったテロ事件は、多くの犠牲者と負傷者を出しました。

せっかくイギリスに行く計画があるのに、これじゃあ不安でたまらない…そんな思いをされている方も少なくないはず。そこで今回は、日本で得られる情報に加えて、更に役立つ緊急時のテロへの対処法などについてご紹介します。

 

渡英前に是非ともやっておきたいこと

どこの国に行く時も必ず危険はつきもの。ましてテロなどに遭遇するなどとは誰も予想ができません。

ですが、万が一そうした事件や事故に巻き込まれた時に何をしなければならないか、また様々なトラブル被害をどのように最小限に抑えるかという事前対策は必要です。まずは、外務省が運営するサイトの登録から始めましょう。

 

外務省では滞在期間によって2種類の渡航登録サービスを行っている

外務省運営サイトでは、3か月未満の渡航と3か月以上の渡航に区切られた2種類の登録サービスがあります。

イギリスへ3か月以上の留学や仕事、もしくは国際結婚等の長期滞在の予定のある方は、「ORRnet」から在留届が登録できる仕組みになっています。もちろん直接、ロンドンにある日本領事館で登録することも可能ですが、ロンドンから遠方にお住まい予定の方は、こちらのサイトから登録すれば尚便利ですね。

 

ロンドンの日本領事館から必要な情報を常に取得

テロなどの事件が発生した場合、在留届をきちんと登録してあればリアルタイムで日本領事館から、必要な情報を受け取ることができます。そして万が一、自分がテロ事件に巻き込まれてしまった場合でも、在留届を登録してあることで身元確認がスムーズに行われるため、日本の家族とも連絡が取れやすくなります。

 

テロに巻き込まれてしまったら?

最近、度重なるテロ事件があったとはいえ、イギリスは、現在でも“比較的安全な国”と言われています。でもやっぱり「自分だけは大丈夫」という保障はどこにもありません。

とはいえ、せっかくのイギリス滞在を不安に押し潰されて楽しめないのは避けたいところ。日々暮らしているイギリス市民にとっても、テロ事件は恐怖と不安を募らせるばかりですが「テロに屈しない」精神で生活しています。

ロンドンに限らず、その他の都市でもいつ起こるかわからないテロ事件。あって欲しくはないですが、万が一、巻き込まれてしまったらいったいどうすればいいのか…。不安に思う市民が多いことから、先日英紙『Metro』で「テロに遭遇したらすべきこと」が紹介されていました。

 

① 走る

イギリス政府が発表した基本の1番目は「走る」こと。当たり前のようで、すぐに逃げることができるというのはなかなか難しいことです。事件に遭遇するとパニックになり足がすくんでしまうという人も多いために、政府は「まず最初に、安全に走る場所を見つけることが大切」だと伝えています。

ただし、「走って逃げることが更なる危険を引き起こす場合があるかどうかを十分に考慮すること」とあるので、タイミングやその時の状況は当然重要になりますが、少なくとも「相手と交渉しようとしたり降伏する姿勢を見せてはいけない」ということです。

 

② 隠れる

テロリストが近くにいるかも知れないという状況に万が一陥ってしまった場合は、「電話音を消し、サイレントモードにすること。木材やガラス、メタルなど銃が貫通できにくいもので体を覆うこと」が大切です。

 

③ 999に緊急通報する

イギリスの緊急通報番号は「999」です。オペレーターを通して警察、救急車、消防署を要請するシステムです。テロ事件など深刻な状況に遭遇した場合は、電話ができる状況か必ず確認しましょう。

あなたが緊急通報をしている時に武装警官が近付いて来たら、迷わずに両手を頭の位置に上げ、電話を中断すること。もし、あなたがすぐに話ができない状況であれば、オペレーターは「咳をしてください」というような“音”の指示を出して来ます。

それさえも不可能な時には、以下の方法があるので「万が一」の時のために頭に留めておいた方がよいでしょう。

 

999で声や音を出せない状況の時には…

あなたが、危険な状況にあり声が全く出せない場合、無言のままでいるとオペレーターはそのまま電話を切ってしまいます。というのも、イギリス国内では毎日数えきれないほどの緊急通報があり、その中には緊急を要しないものやいたずら電話も含まれているからです。

オペレーターに「緊急であること」を伝えるためには、999を押し、オペレーターに繋がったら「55」を押してください。そうすれば、自動的に番号が読み取られあなたが今危険な状況にあるということをオペレーターに伝えることができます。

覚えておかなければならないのは、あなたの通報を受けて駆け付けた警察官が、武装警官である可能性もあるということ。昨今起こるテロ事件のために、「55」を押した通報者が、最初の段階ではテロリストであるか市民であるかの区別がつけられないこともあり、銃を突きつけられ身柄を拘束されて質問される可能性があります。その時は難しいですが、落ち着いて受け答えするようにしましょう。

 

脅威レベルを把握しておく

また、テロ事件が起こると、政府が「国内の脅威レベル」を発表します。イギリスでは5段階に分かれており、下記のようになっています。 (参照:Security Service MI5

・LOW テロ攻撃を受ける可能性は低い
・MODERATE  攻撃される可能性はあるが、あまり発生しない
・SUBSTANTIAL 攻撃される可能性は十分ある
・SEVERE 攻撃される可能性が非常に高い
・CRITICAL 攻撃の可能性が切迫しており、次も起こる可能性が高い

現在、イギリスの脅威レベルは「SEVERE」になっています。 ただ、このレベルは新たなテロ事件や大きな事件が起こると常に変動します。そうした情報をいち早く日本領事館は伝えてくれるために、在留届や「たびレジ」の登録が是非とも必要であると言えるでしょう。

 

「テロに屈しない」精神がイギリス市民を強くする

6月3日に起ったロンドン・ブリッジとバラ・マーケットエリアでのテロ事件で、ある一人の男性がネット上で注目を浴びました。その男性は、警官の指示に従い避難していた人々の中にいたのですが、なんとビールのグラスを持っていたのです。

男性はビールを一滴もこぼさないように慎重に早足で逃げていました。その光景が誰かのツイッターに投稿され、複数の英メディアでも報じられました。

無実の人々を次々と巻き込んだテロ事件の現場だったために、「そんな写真を投稿するなんて不謹慎だ」という声もあったようですが、多くのイギリス市民の間では「酒代の高いロンドンで、ビールが入ったグラスを抱えて逃げるイギリス人なんて、まるで『テロリストに自分も命を奪われるかもしれないが、ビールだけは奪わせない』という“ブラックユーモア”だ」と大反響になりました。

「テロ事件が起こっても、こういうイギリスらしいユーモアがあるからこそ自分たちは精神的に強くなれるのだ」、と“絶対にテロに屈しない”精神を持つイギリス市民に倣って、私たちもイギリス生活を不安と恐怖だけで過ごさないようにしたいもの。

旅をすることは常に危険と背中合わせ。だからこそ、緊急時の対応策をしっかりと頭に入れて「万が一」に備えたいものです。とはいえ、やはりこれから渡英される皆さんが、少しでも従来の美しく楽しいイギリス生活を満喫できるように応援しています!

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在英歴20年以上のライターです。ロンドンに留学後、現地での旅行会社、出版社勤務を経て現在は南ヨークシャーで子育てに奮闘中。現地からの新鮮な情報や英国の暮らしを多岐にわたりご紹介します!

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