イギリスにも日本人差別はあるの?差別に対する捉え方や対処法 | FRON [フロン]

イギリスにも日本人差別はあるの?差別に対する捉え方や対処法

こんにちは!

在英歴22年のライター、Heathです。

渡英予定のあるみなさんにとって、果たしてイギリスとはどういう国なのか?、特に初めてイギリスで暮らすとなれば尚更気になるところでしょう。

本やネットなどで色々下調べはできるものの、実際に現地に渡ると「こんなこと予想外!」という出来事をいくつも経験するかも知れません。

そこで今回は、関心事の一つであるとされる「差別」について、在英日本人の目から綴ってみることにしましょう。

 

差別はどこの国にもある

まず確かに言えることは、「差別はどこの国にも存在する」ということです。

イギリスでは日本人は当然「外国人」となるわけですから、言葉や文化の違いから生じる差別は、渡英したことがある人ならば、1度や2度経験したことがあるのではないでしょうか。

続いて、イギリスは移民数が日本に比べはるかに多いです。

今でこそEU離脱問題で何かと緊迫ムードが漂うイギリスですが、EU諸国を始め、東南アジアやその他英語圏の国々からの移民数は、イギリスは2015年の調査では850万人超えとなっています。日本が約34万人(2014年調査)であるのを見ても、相当な移民数といえるでしょう。

人口比率からしても日本の半分ほどの人口しかないイギリスに、日本よりもはるかに多くの国から移民がやってきます。つまり、それだけ多文化・多言語の人間がイギリスで暮らしているということです。

これは、いい意味で言うと国際交流が激しい国ではありますが、悪く言うとイギリス人ネイティブとの間に、何かと亀裂も生じやすいということになります。

 

「移民数を抑制する」とメイ首相

2017年9月17日に英メイ首相が、英国は欧州連合(EU)から離脱する基本方針を示す演説を行いましたが、こちらは「移民数が多すぎると国民の不満が強まり、国民に支えられた移民制度が崩壊する」という懸念のもとでの決断だとされています。

「移民が多すぎると、イギリス本来の既存文化が破壊されてしまう」という国民の声を尊重した決断を取ったわけですが、そうした声があることからもやはり英国民は、多すぎる移民を快くは思っていないということになります。

 

テロ事件やその他の犯罪の助長にもなる

また、移民が増えると凶悪犯罪も増加し、イギリス自身のリスクが高まります。現在はテロ事件が頻繁に起こっているために、イギリスもアメリカのような「ヘイトクライム」が増加しています。

イギリス生まれでイギリス国籍を持っていたとしても、宗教や肌の色が違うとなれば、元々は移民としてこの国に移り住んだというケースが高いため、悲しくも従来イギリスに根付いてきた国民の差別の一因となってしまうのです。

 

イギリスでの日本人に対する差別は?

イギリスでは、「日本人だから」という差別ではなく「アジア人だから」という差別はよくあります。

特に階級制度を重んじ、今でも昔ながらの価値観で生きている英国民からすると「アジア人は欧米人よりも格が下」と理解している人も決して少なくはありません。

かれこれ12年ほど前になりますが、筆者が経験した「差別」で驚いたことをお話ししましょう。

当時、ロンドンの日系出版社で勤めていた筆者は、あるイギリス人の白人女性からの広告依頼を受けました。高齢の女性は、恐らくそれが「差別」だということを把握しておらず、依頼してきたのでしょう。

筆者は、「日本人の掃除婦、求む」という広告を新聞に掲載してほしいと言われました。

女性は、「掃除以外に馬の世話をしてくれる日本人」と話しており、「日本人=お手伝い(悪く言えば奴隷)」といった感覚を持っていたようです。「言葉の通じるお手伝いはイギリス人でもいるだろうに、なぜ日本人を敢えて選んだのか?」と編集部の話題になったものです。

大っぴらにそのような感覚で接してこられたのは、22年在英の筆者の経験内では、後にも先にもそれだけですが、個人的には少しショックを受けました。ただ、このようなあからさまな差別とまではいかなくとも、日常生活において些細な不快感を感じたということはいくつもあります。

 

アジア人に対する差別意識と、それに対する捉え方

なお、中東アジアを除き「日本人、中国人、台湾人、韓国人」は、イギリス人にとっては、外見の見分けもかなりつきにくいようです。

そのため、「日本人だから」という差別意識よりも、「アジア人」に対する差別意識が存在しているのです。ですので、馬鹿にされたり差別を感じる時は、「日本人だから」ではなく「アジア人だから」と思った方がいいでしょう。

また、「差別を受けるのではないか?」といつも気にしていては、海外では生活できません。

例えば、レストランやカフェなどで嫌なサービスを受けた時や、英語を小馬鹿にされた時なども、それを「差別」と取るか否かは、受け取る人にもよって異なります。

イギリスは、日本と比べてカスタマーサービスの質はあまり良いとは言えません。ですが、「それはイギリスの文化の一つであって、日本とは異なるから仕方がない」というように、割り切って考える在英日本人も多くいます。

 

イギリスで差別を受けた時の対処法

最後に、海外に暮らすとなると、何かと不便が出て当然です。異国生活におけるトラブル全てが、「差別」が理由とは限りません。

海外現地の人との接し方も、住んでいくうちに慣れていきますし、例え「差別かな?」と思うような出来事が起こったとしても、それをやり過ごす強さが必要です。

差別は、どこの国でもいつの時代も存在するものですが、海外で暮らしていくうちに、自然と「細かいことはあまり気にしない」おおまかな精神でいられるようになってくるものです。

「違う国なのだから当たり前」ぐらいの気持ちで、嫌なことがあっても受け流すことができるようになれば、あなたもイギリス生活に慣れてきたといえるでしょうし、そのような心構えが大切かと思います。

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在英歴20年以上のライターです。ロンドンに留学後、現地での旅行会社、出版社勤務を経て現在は南ヨークシャーで子育てに奮闘中。現地からの新鮮な情報や英国の暮らしを多岐にわたりご紹介します!

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