フランス文化と日本文化の違いは?お客様は神様?顧客と従業員の関係性の違い | FRON [フロン]

フランス文化と日本文化の違いは?お客様は神様?顧客と従業員の関係性の違い

こんにちは。今回初投稿のライターのTaigaです。

フランス・日本・国際交流を題材に記事を書いていきますので、宜しくお願いします!私はフランスに1年数ヶ月生活していたのですが、そんな中で様々な意見を聞く機会がありました。

「日本を離れることで日本をより深く知ることができる」

良く言われることではありますが、少なくとも私にとってこれは本当です。というのも、私は日本を飛び出してフランスに行ったことで「日本」に関してより深く理解するようになり、より強い関心を持つようになったからです。

理解したい事柄から少し「離れる」ことで理解が深まるというのは、あらゆる物事に当てはまるのではないでしょうか。そんな中、私が個人的に経験した「フランス」や「日本」の特徴に関して、記事を通してお伝えしていければと思います。

今回は「顧客・従業員」をテーマとして、フランス文化と日本文化の違いについて考えてみたいと思います。

 

1.日本の「いらっしゃいませ」という発想

日本でどこかお店に入ると、店員さんがこちらを見て「いらっしゃいませ」と挨拶してくれるのが一般的です。

「いらっしゃい(ませ)」とは、顧客に対する店員さんからの挨拶のような形で使われる言葉ですが、辞書で調べてみると以下のような語源が見つかります:

「来る」「行く」「居る」の尊敬語の命令形。おいでなさい。歓迎の気持ちを込めた挨拶の言葉。商店などの呼び込みの掛け声。

 

平たくいうと、「どうぞ(店内に)来てください」というのが語源ということですので、イメージとしては店の前を通る人たち、もしくは店の前でなんとなく店内を眺めているような人たちに、「どうぞ、入ってきてください」と促しているような感じでしょうか。

店内に入るように促すわけですから、店員さんはお客さんに対して誠実に接する必要があるでしょう。高圧的な店員さんのいる店に好んで入店したいと考える人は、あまりいません。

一方、「いらっしゃいませ」に対しては、無言をもって応答するというのが一般的となっています。また、お店を出るにあたっても「ありがとうございました」という店員さんの感謝の言葉に対し、顧客は何も言わず店を後にすることが多いように思われます。したがって、日本において一般的な顧客と店員間のやり取りは、以下のようになるでしょう。

 

入店時

店員:「いらっしゃいませ」

顧客:「……」

顧客が店を後にする際

店員:「ありがとうございました」

顧客:「……」

 

2.フランスの”Bonjour” という発想

画像出典: http://www.handsup.lu/media/cache/879_cropped_1330_665_90_54786eb478186_vendeur-en-boulangerie.jpg

一方、フランスではどうかといいますと、入店後に(だいたいの)店員さんが挨拶をしてくれる点は日本と共通していますが、顧客の方も “Bonjour” とするのが一般的です。

“Bonjour” とは「こんにちは」を意味しますので、文字通り、顧客と店員さんが「こんにちは(顧客)」、「こんにちは(店員)」と挨拶を交わしていることになります。

もちろん、これが不要な場合もあります。例えば、大型ショッピングモールに入ると言うとき、扉を開けて “Bonjour” と入店宣言をする必要はありません。また、小さなお店であっても店内が混雑している中で突然 “Bonjour” とやると周りの人も若干驚くでしょうから、静かに入店するといいでしょう。

そして、フランスではお客が店を後にする際も、必ずと言っていいほど、お客と店員の二者間における「挨拶」がかわされます。一般的にはお客の方から “Au revoir” (さようなら)もしくは “Bonne journée” (良い1日を)などと挨拶し、店員さんも同様に挨拶を行います。

こちらに関してもやり取りをまとめると、以下のようになります。

 

顧客入店時

店員:”Bonjour”

顧客:”Bonjour”

顧客が店を後にする際

店員:”Au revoir”

顧客:”Au revoir”

 

3.「お客様 = 神様」の日本、「お客様 = 従業員」のフランス

さて、2国間におけるお客と従業員の振る舞いの違いに関して、入店時と退店時に焦点を当てて見てきました。些細なことではありますが、こうした日常のワンシーンにおいてこそ、その国々の文化であり国民性が見出されるものなのです。

日本では「お客様は神様」と言われるように、お客が「神様のような存在」として大切にされるという意味で、一般的には「お客様 = 神様」という図式が成立します。

一方、フランスにおいては、対価を支払う立場としての「お客」と、商品・サービスを提供する立場としての「従業員」はあくまで対等であるという意味において、「お客様 = 従業員」といえます。

以前、日本の街中で「こっちはお金払ってるんだよ!」と、電話口で憤慨している人を見かけましたが、もし相手がフランス人だったら「こっちはサービスを提供してるんだよ!」と思うかもしれません。

 

4. フランス人の仕事に対する姿勢

フランスに到着した際に、空港の検閲官がスマートフォンでゲームをしているのを目撃したことを発端として、彼らフランス人の「仕事に対する姿勢」には、驚かされることが数多くありました。

「なんて愛想のない態度なんだろう…」と思うことも時々あり、改めてメイド・イン・ジャパンのサービス精神のなんたるかを実感することとなりました。実際、フランスにいた際には日本の「いらっしゃいませ」を懐かしく思うこともありました。

ちなみにこの「いらっしゃいませ」に関しては、フランスで最も登録者数の多いユーチューバーで、日本が大好きな「CYPRIEN」さんが作った動画があります。

おすすめのフランス人Youtuberの動画

フランス語を知らない方でも雰囲気は伝わると思いますので、外国人からの視点の一例として、よろしければご覧ください。

さて話は戻りますが、フランスにいた際は日本の「いらっしゃいませ」を懐かしく思っていたのですが、いざ日本に帰国して日本の会社で働いてみると、また違った発見がありました。

顧客への丁寧なサービスの背景に隠れて存在する「ストレス」や「過重労働」、「建前」といったことに関して、実際に肌で実感する機会が数多くあったのです。

このような経験を通じて「顧客のために、日本人はこんなに頑張って仕事をしていたんだ」と思った一方で、「もう少し日本人もフランス人のように気楽に仕事をやれたら良いんじゃないか?」とも感じました。

ここでは改めて、フランスの「適当さ」を恋しく思うこととなったのです。

 

5. 私の結論

このように、フランスにいる時は日本を羨ましく思い、日本に帰ればフランスを懐かしんでいる自分を発見した時、私なりの結論に至りました。

すなわち、どの国にいても、不満を探そうと思えばいくらでも見つけることができるということです。そして、どこにいようと、自分が意識していないだけで、確実に存在する素晴らしいこともたくさんあるんだ、ということです…

…とまあ、最後は思わず自己啓発的なトーンを帯びてしまいましたが(笑)、無論これは1年少しという短期間における私個人の体験に基づくものですので、あくまで「こういうこともあるかもしれないな」という程度にご理解いただければと思います!

さて、そんな中でFRONの企画する英会話イベントや国際交流イベントは、日本にいながら様々な国籍の方々と直接触れ合うことのできる、大変貴重な機会かと思いますので、皆さんもぜひ一度参加してみて下さいね!

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フランスで1年ちょっと生活し、現在フリーの翻訳家として奮闘中です。
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