地図で読み解くフランスの歴史⑩宗教改革とユグノー戦争 | FRON [フロン]

地図で読み解くフランスの歴史⑩宗教改革とユグノー戦争

こんにちは!フランス長期留学経験者、現在ハンガリー在住ライターのPapico(ブログはこちら)です。

地図で読み解くフランスの歴史の今回は10回目です。

前回はイタリア戦争の完全な終結を学びました。

フランソワ1世が亡くなり、後を継いだアンリ2世もイタリア半島での覇権をとるためにイタリア戦争を継続させますが、ナポリ王国を征服したスペイン王国がその前に立ちはだかります。

戦争はフランス王国が優位に進めるも、両者の資金が底をついたためイタリア戦争は完全に終結し、フランスはイタリア半島の権利を全て放棄しました。

宗教改革の始まり

16世紀前半、ヨーロッパでは宗教改革が起こります。

もともとヨーロッパではキリスト教カトリック教派が主流であり唯一のものでした。しかし、それに対して神聖ローマ帝国のルターが異を唱え、プロテスタントという教派を成立させます。

カトリックとプロテスタントは同じキリスト教の教派なのでイエスを神とすることや神がトップにいることなど基本的な考え方は同じです。

しかしながら、カトリックは聖書よりも伝統を重んじ、権威が集中型に鳴っているのに対し、プロテスタントは聖書を重んじ、各教会や信者にそれぞれ権威が与えられているといった違いがあります。

ルターの教えは多くの人物に影響を与えました。フランス王国出身のカルヴァンもその一人で彼はルターの考えに自分の考えを加えたジュネーブ共和国でカルヴァン主義という教えを広めます。

カルヴァン主義は今日、プロテスタントのなかの教えの1つとしてとらえられ、ルターの教えを支持する人をプロテスタントのルター派、カルヴァンの教えを支持するひとをカルヴァン派と呼びます。

カルヴァン派は地域ごとに呼び名が異なり、フランスではユグノーと呼ばれていました。カルヴァンの教えは彼の母国フランスでも多大な影響を与え、王国内のユグノーの数は日に日に増えていました。

ユグノー戦争

フランス王国内で急速に増えたユグノーたちに対し、アンリ2世はその影響力を恐れ厳しく弾圧し始めますが、カルヴァン主義は貴族にも浸透し始めます

アンリ2世の死後、息子のフランソワ2世が後を継いだものの幼かったためアンリ2世の妻カトリーヌ=ド=メディシスがその実権を握っていました。

フランソワ2世が事故死し、ヴァロワ朝の王位がアンリ2世の別の息子のシャルル9世に渡った後も実権は彼女が握っていました。

1562年にカトリーヌはユグノー勢力を利用しようとカルヴァン主義の信仰の自由を認める発令を発しました。それに対して、反発した旧教徒のカトリック教徒たちがユグノーたちの虐殺を始め、旧教徒x新教徒という図式のユグノー戦争が始まりました。

戦争は途中で何度か和平協定が結ばれるもカトリック教徒が数千人のユグノーたちを虐殺したサン・バルテルミの虐殺が1572年に起こるなど戦争は収拾する気配がありませんでした。

シャルル9世が亡くなるとその後を継いだアンリ3世はユグノー戦争の終結を模索しますが、カトリック教徒に暗殺されます。子供のいなかったアンリ3世が暗殺されたことでヴァロワ朝は後継ぎを失い、断朝しました

ヴァロワ家と血縁関係のあったブルボン家のアンリ4世がフランス王国の王位を継承し、ブルボン朝が始まりました。しかし、アンリ4世はユグノーであったためその即位を認めないカトリック教徒たちは別に国王を立てるなどフランス王国は分裂状態にありました。

事態の収拾を目指したアンリ4世はカトリックに改宗し、カトリック教徒たちは彼をフランス王国の王として承認しました。

ユグノーたちにはナントの勅令を1598年に出し、条件付であるもののプロテスタントの信仰を認めました。それによりユグノー戦争は終わりました。

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