フランス語の冠詞を読み解く② 部分冠詞と不定冠詞の使い分け | FRON [フロン]

フランス語の冠詞を読み解く② 部分冠詞と不定冠詞の使い分け

こんにちは!フランス長期留学経験者、現在ハンガリー在住ライターのPapico(ブログはこちら)です。

フランス語の冠詞を読み解く第2弾の今回は前回学んだ部分冠詞と不定冠詞の使い分けについてです。

前回のおさらいですが、フランス語には1つ、2つと数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)があります。

水や勇気はそれ自体を1つ2つと数えることはできないので、不可算名詞になります。

チーズや肉は一見すると1つ2つと数えられますが、フランスではチーズや肉は基本的に数ではなく量としてとらえています。例えばお店でチーズを買うときは大きなチーズ丸ごと買うのではなく、400グラムなど量で買います。

数ではなく量を基本とする名詞は不可算名詞に分類されます。

そして、可算名詞には不定冠詞(Un, Une, Des)が名詞の性別と数に応じてつき、不可算名詞には部分冠詞(Du, De la)が名詞の性別に応じてつきます。(不可算名詞は数えられず単数と複数という概念がないので複数形は存在しません

部分冠詞と不定冠詞の使い分け

最初に以下の(   )に部分冠詞か不定冠詞をいれてください。

1、Il y a (   ) voiture. (車が一台あります)

2、Je bois (   ) lait. (牛乳を飲みます)

3、(    ) fromage, s’il vous plaît. (チーズ丸ごと1つください)

4、Je veux faire (   ) shopping. (ショッピングしたい)

5、Il a acheté (   ) pain. (彼はパンを買いました)

6、Je mange (   ) croissant chaque matin. (毎朝、クロワッサンを食べます)

いかがでしたか?

それでは回答です。

1、Il y a (une) voiture. (車が一台あります)

2、Je bois (du) lait. (牛乳を飲みます)

3、(Un) fromage, s’il vous plaît. (チーズ丸ごと1つください)

4、Je veux faire (du) shopping. (ショッピングしたい)

5、Il a acheté (du) pain. (彼はパンを買いました)

6、Je mange (un) croissant chaque matin. (毎朝、クロワッサンを食べます)

1、Il y a (une) voiture. (車が一台あります)

“Il y a”は後ろに来る名詞の存在を表す表現です。“Il y a”の後ろには基本的に部分冠詞か不定冠詞がきます。この場合、voitureは可算名詞の女性単数形なので不定冠詞のUneを使います。

2、Je bois (du) lait. (牛乳を飲みます)

Boire, Manger, acheter, avoirなど具体的な行動が伴う動詞には基本的に部分冠詞か不定冠詞を使います。Laitは不可算名詞の男性形なので部分冠詞のDuを使います。

3、(Un) fromage, s’il vous plaît. (チーズ丸ごと1つください)

冒頭でも述べましたが、フランスではチーズは基本的に円形の丸いもので、買うときや食べるときはそこから切り分けます。したがって、チーズ1つ、2つという概念は存在せず、肉のように○○グラムと量で表します。したがって、チーズはフランス語では不可算名詞です。したがって、例えばチーズを食べるというときは”Je mange DU fromage”といいます。

しかしながら、お店でチーズを切らずに丸々1つほしい場合は丸々1つと数で表しているので不定冠詞をつかいます。ちなみに、”Un fromage”だけだとどのチーズを丸ごと1つほしいのかわからないのでチーズの名前などを普通は言います。

飲み物も同様で、例えばカフェでコーヒー1杯くださいという場合は量ではなく数で表しているので”Un café s’il vous plaît”といいます。

お店などで「このチーズを500グラムほしい」といいたい場合は”Je voudrais 500gr de ce fromage”といいます。

4、Je veux faire (du) shopping. (ショッピングしたい)

動詞Faireを用いて「○○する」という熟語にはそれが趣味や学問を表す場合には部分冠詞を用います。したがって、この場合はshopping男性名詞なので部分冠詞のDuを使います。

Faire du velo (サイクリングする)、Faire du ski (スキーをする)、Faire du piano (ピアノを弾く)

一方でそれが家事を表す場合は定冠詞を使います。

Faire la cuisine (料理する)、Faire la lessive (洗濯する)

また、Faire du shopping以外にFaire les coursesで買い物をするという表現がありますが、こちらの場合は日用品を買うという意味で家事としての買い物のニュアンスが強いです。

5、Il a acheté (du) pain. (彼はパンを買いました)

パンもチーズと同じでフランスでは大きなパンなので買うときや食べるときはそこから切り分けます。したがって、パン1つ、2つという概念は存在せず、チーズのように○○グラムと量で表します。したがって、パンはフランス語では不可算名詞です。

また、Acheterは「買う」という具体的な行動を伴う動詞なので後ろに来る名詞には部分冠詞か不定冠詞がきます。したがって、この場合は部分冠詞のDuがきます。

Il a acheté un painということも可能ですが、その場合はパンを丸ごと1つ買ったという意味になります。

6、Je mange (un) croissant chaque matin. (毎朝、クロワッサンを食べます)

クロワッサンはパンですが、パンの種類で通常、切り分けることなくそれ自体をそのまま食べます。したがって、1つ、2つと数えることが可能なのでクロワッサンは可算名詞です。

Mangerは「食べる」という具体的な行動を伴う動詞なので後ろに来る名詞には部分冠詞か不定冠詞がきます。したがって、この場合は不定冠詞のUnがきます。

 

ちなみに、前回の冒頭にあった問題の

1、「カフェにて」 (Un)café s’il vous plaît! (コーヒー1杯ください)は(Un) fromage, s’il vous plaît (チーズ丸ごと1つください) と同じ仕組みです。

ちなみに、カフェなどで「水を1杯ください」といいたい場合、”Une eau s’il vous plaît”ということはできません。”Un verre d’eau” (コップ1杯の水)などといわなければなりません。

コーヒー1杯にはコーヒーカップ1杯分という明確な数がありますが、水1杯にはコップなのかあるいはペットボトルなのか明確な数がないからです。

 

3、Tu veux encore (du) fromage?  (チーズまだいりますか?)の場合はチーズは不可算名詞で具体的な数を聞いてるのではなく、漠然とチーズがまだほしいか聞いているので、部分冠詞を使います。

同じシチュエーションでも可算名詞の場合は不定冠詞を使います。

Tu veux encore des oranges? (オレンジまだいりますか?)

 

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