地図で読み解くフランスの歴史⑫ルイ14世と4つの侵略戦争 | FRON [フロン]

地図で読み解くフランスの歴史⑫ルイ14世と4つの侵略戦争

こんにちは!フランス長期留学経験者、現在ハンガリー在住ライターのPapico(ブログはこちら)です。

地図で読み解くフランスの歴史の今回は12回目です。

前回は三十年戦争について学びました。

ユグノー戦争が終わり、一息ついたフランス王国でしたが、今度は神聖ローマ帝国内でカトリックとプロテスタントの争いが起こります。(三十年戦争

フランス王国はカトリックの国ですが、神聖ローマ帝国を治めるハプスブルク家を叩く絶好の機会と踏んだフランス王国の宰相リシュリューはプロテスタント側としてこの戦争に参戦します。

結果、フランスは神聖ローマ帝国が支配していたアルザス地方などを獲得しました。

また、国内では三十年戦争の戦費獲得のための重税に対して、国民の怒りが爆発し、フロンドの乱が起こりましたが、フランス政府はこれを武力で鎮圧し、王様が権力を持つ絶対王政が確立しました。

ルイ14世下のフランス

ルイ14世は財務長官にコルベールを任命すると、コルベールは戦争続きで傾いていたフランスの財政を立て直すために重商主義を採用しました。

重商主義とは、商業を重視し、政府が輸出入に積極的に関与することです。

その一環としてコルベールは1664年インドにフランス東インド会社というアジア地域との貿易独占権のある会社を再建します。また、1682年にはフランス人探検家が北アメリカ大陸のミシシッピ川流域を探検し、ここをルイジアナと名づけルイ14世に献上しました。

当時の世界では領土獲得は早い者勝ちが基本でした。

また、ルイ14世は経済政策や探検以外でも領土を拡張すべく4つの戦争を起こしました。

ルイ14世とフランドル戦争(ネーデルラント戦争)

三十年戦争に神聖ローマ帝国側に参戦したスペイン帝国とプロテスタント側で参戦したフランス王国の戦いの講和条約であるピレネー条約でフランスのルイ14世とスペインのマリア=テレサの婚約が決められていました。

ところが、財産相続のことでもめたルイ14世は激怒し、当時スペイン王国が支配していたネーデルラント(現在のベルギー、オランダ、ルクセンブルクとフランスの北側を加えた地域)の南側の割譲を求め、1667年に南ネーデルラントに侵略しました。(フランドル戦争/ネーデルラント戦争

1668年にアーヘン条約を結び終戦しました。この条約でフランス王国は南ネーデルラントの複数の軍事拠点をスペイン王国から奪いました。

ルイ14世とオランダ戦争

フランドル戦争でネーデルラント連邦共和国はイギリス王国とスウェーデン帝国と三国同盟を結び、フランス王国の動きに抵抗しました。

その報復と海外進出を積極的に行っていたのでそれをけん制する意味合いもかねてルイ14世は1672年ネーデルラント共和国に侵攻しました。(オランダ戦争

この戦争にはイギリス王国がドーヴァーの密約によりフランス王国側で参戦しました。

もともとイギリス王国にはイギリス国教というプロテスタントに属する独自の宗教がありました。しかし、時の国王チャールズ2世はカトリックを布教させたかったためフランスのルイ14世と「イギリスのカトリック化のためにフランスは資金援助する代わりにイギリスはオランダ戦争にフランス側で参戦する」という密約を結びました。

また、当時イギリスはネーデルラント共和国と貿易問題を抱えておりすでに戦争状態にあったためネーデルラント共和国をフランスと共に叩くことはむしろ好都合でした。

しかしながら、仏英はネーデルラントの強固な抵抗にあい、苦戦します。加えて、1974年にはイギリス議会がオランダ戦争のための戦費の支出を拒否したためイギリスはオランダ戦争から離脱してしまいました。

フランスは1978年にナイメーヘン条約を結び、スペイン帝国が支配していた南ネーデルラントのフランシュ=コンテなど複数の領土を獲得しました。

 

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